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粉体磁選機の清掃方法:手動・簡易清掃・自動清掃の選び方

粉体磁選機の清掃方式は、鉄粉量・粉の付着・停止条件で選びます。自動清掃後も点検は必要です。

清掃周期は、捕集した鉄粉と粉の付着から決める

磁石が鉄粉を捕集しても、その鉄粉を原料の流れから取り出す工程が必要です。清掃間隔は原料名だけでは決まりません。実際の処理量、混入する鉄粉の量、マグネット表面への粉の付着、運転中の流れを記録して設定します。

設備間で清掃時間を比べる場合は、原料供給の停止から再開までを測ります。磁石を引き抜く時間だけでは、排出・回収・再組立てを含む停止時間になりません。手動作業は設備の指定手順に従い、安全に停止・隔離してから行ってください。

手動・簡易清掃・自動清掃は、排出方法まで比較する

手動清掃はマグネットを取り出して捕集物を除去する方式です。簡易清掃は外筒などの構造で捕集物を外しやすくしますが、それだけで自動運転になるわけではありません。自動清掃は作動機構と排出経路を含めて確認します。連続運転の可否は機種とライン構成によって異なります。

公開仕様の比較対象 確認できる構造・条件 採用前の確認
JINHONG JH-LX 粉体向け自動清掃。06C-12000はJH-LXの一構成 磁棒寸法、磁力、エア、集塵、排出方法を仕様別に確認
エイシン 格子マグフィルター 簡易清掃型。公表標準表面磁束密度1.2 T 外筒、間隔、付着対策の仕様を確認
Eriez Automatic Easy-to-Clean TGH-2 公表説明では清掃時に工程を停止する用途 自動操作と無停止運転を区別

これは各社公開情報の整理であり、同一原料での性能試験結果ではありません。磁束密度の数字だけで除鉄率の優劣は決められません。仕様出典:JH-LX、エイシン、Eriez(2026年10月26日確認)。

シリカ粉の粒径と、除去したい鉄粉の粒径を分ける

JH-LXについてJINHONGが確認している約80 μmは、対象とする鉄系異物の直径です。シリカ原料そのものの粒径を示す値ではありません。原料粒度、付着状態、投入条件が変われば、評価すべき分離条件も変わります。

試料評価では、原料の粒度分布と鉄粉の粒径・形状を別々に記載してください。処理前後の評価には同じ試料採取方法と測定方法を用います。約80 μmの記載は、あらゆる原料・処理量で同じ除去結果を保証するものではありません。

粉の詰まりと清掃方式を別々に評価する

自動清掃機構があっても、粉が流路で固まる問題まで解決するとは限りません。磁棒の間隔、原料の投入状態、含水率や付着性、設置口径を確認します。付着しやすい粉体では、ロータリー式磁選機も比較対象です。回転式であっても閉塞しないという一律保証はできません。

磁棒の寸法と磁力は指定条件に応じて変更可能です。寸法図だけで選定を終えず、想定する原料と処理量で流れと捕集結果を確認します。

見積依頼には処理条件と清掃条件を添える

原料名、原料粒度、鉄系異物の情報、処理量、温度、設置口径・高さ、停止できる時間、エア・集塵条件をまとめてください。既存設備の置換えでは、周囲の引抜きスペースと捕集物の回収経路も必要です。

JH-LXの構成と仕様を確認する/手動・簡易清掃を検討するための磁格子/原料条件と図面を添えて問い合わせる。お問い合わせフォームは日本語でご利用いただけます。

よくある質問

粉体磁選機は何時間ごとに清掃すればよいですか?

一律の時間は設定できません。鉄粉量、粉の付着、処理量を記録し、設備の指定手順に従って決めます。

簡易清掃型の格子マグネットは自動で清掃しますか?

簡易清掃は取り除きやすい構造を指し、自動作動とは別です。機種の操作手順を確認してください。

JH-LXの約80 μmはシリカ粉の粒径ですか?

いいえ。除去対象となる鉄系異物の直径です。原料の粒径と分けて指定し、実料で評価します。

自動清掃型の磁選機なら保守点検は不要ですか?

不要にはなりません。捕集物の排出、磁棒表面、作動機構、シールなどを指定手順で点検します。

粉体条件を送って仕様を相談する

シリカ粉の除鉄試験

異物粒径、残留量、製品回収率の確認方法はシリカ粉の除鉄試験ガイドをご覧ください。