シリカ粉の除鉄は、異物の磁性・粒径と運転条件を確認し、実試料の残留量で評価します。
約80µmは鉄異物の直径を示します
Jinhongが示すJH-LXの約80µmという値は、除去対象となる鉄異物の直径です。シリカ粉の平均粒径や80メッシュを意味しません。シリカは二酸化ケイ素(SiO₂)であり、金属ケイ素粉末とは区別します。
粉体の粒度分布と鉄異物の粒径・材質を分けて確認してください。約80µmはメーカー申告値であり、すべてのシリカ品種に対する保証値ではありません。実際の試料、流量、清掃条件で確認する必要があります。
残留量と製品回収率の2項目を確認します
提案する評価項目は、処理後の対象異物の残留量と、処理後に回収できた製品の割合です。捕集物にはシリカ粉が混ざる場合があるため、捕集物の重量だけでは除鉄率を算出できません。
同じ乾燥質量基準で採取・分析した入口濃度Cinと出口濃度Coutを比較する場合、濃度低減率は「100×(Cin−Cout)÷Cin」で表せます。対象成分、単位、定量下限を統一してください。流出入の質量が異なる場合、この値だけで鉄の質量除去率は示せません。入口が定量下限未満の場合も単純に計算しません。
3方式の違いを試料条件と照合します
| 方式・製品例 | 公開情報の範囲 | 試験で確認する点 |
|---|---|---|
| JH-LX 自動清掃式永久磁石システム | 06C-12000はJH-LXの構成モデルの一つ | 粉体の通過、付着、清掃時の排出、残留異物 |
| エイシン 簡易清掃型 | 磁棒配置と清掃構造を製品ページで説明 | 磁棒間の通過性、付着量、必要な清掃間隔 |
| DALTON CG 乾式電磁分選 | 適用原料にシリカを掲載 | 対象異物の応答、処理量、設置条件への適合 |
出典:エイシン製品説明、DALTON CG。これは公開仕様・構造の比較であり、同一条件での除鉄率比較ではありません。
1.3倍の説明は装置全体と比較条件を確認します
Jinhongによる1.3倍という説明は、同じ工況で比較したJH-LX装置全体の除鉄率に関するものです。各磁棒の捕集量、処理能力、すべての粉体に共通する改善率を示すものではありません。
採用時は比較元、試料、流量、分析方法と測定値を確認してください。本稿には原試験記録を掲載していないため、契約上の保証値には使いません。磁棒寸法と磁力は構成に応じて変更可能です。空圧装置のモデルはJH-QZ01で、最終仕様は見積書と図面で照合します。
試験では入口・出口・捕集物の3系統を記録します
入口試料、処理後試料、捕集物を分けて採取する計画を提案します。必要な試料量、採取間隔、反復回数、清掃周期は、粉体特性と分析方法に合わせて事前に合意します。3系統は試験計画の提案であり、性能測定結果ではありません。
粉体品種、粒度分布、異物分析、流量、温度、水分、設置寸法、目標残留量を共有してください。捕集物に含まれるシリカの量も確認し、除去と製品損失の両方を評価します。金属以外の不純物や、磁気的に捕集できない成分まで除去できるとは限りません。
よくある質問
シリカ粉の粒径が80µm未満でもJH-LXを検討できますか?
粉体粒径と鉄異物の径は別です。約80µmは鉄異物のメーカー申告値で、適否は実試料で確認します。
シリカ粉の全鉄濃度だけで磁選機を選定できますか?
全鉄濃度だけでは不十分です。鉄の形態と磁性、分析方法を確認し、捕集対象を明確にします。
除鉄率1.3倍は処理量も1.3倍になるという意味ですか?
いいえ。装置全体の除鉄率についての比較です。処理量や磁棒単体の性能倍率ではありません。
試験を依頼するときは何を送ればよいですか?
品種、粒度、異物分析、流量、温度、水分、設置寸法、目標値を共有し、試料量は発送前に相談してください。
処理後の鉄濃度を一律のppmで保証できますか?
一律の値は示せません。対象成分と検出方法を定め、代表試料の試験結果から検収条件を決めます。
JH-LXの製品詳細 · 磁格子の製品詳細 · 粉体用磁選機の清掃方式
情報確認日:2026年10月26日。約80µmと1.3倍はメーカー説明に基づき、個別試料の第三者試験結果ではありません。